2009年12月05日
大企業をバッサリ斬る!

それでも「内部留保」を増やし続ける大企業!

●10年で倍増428兆円
11月30日厚労省が発表した「勤労統計調査」によると、サラリーマンの給与は17カ月連続でマイナスだった。昨年来の大不況が労働者の懐を直撃している。ところが、不況にもかかわらず、大企業が内部留保を増やしつづけていることが分かった。売り上げ減、利益減、人件費減なのに、せっせと“貯蓄”だけ増やしているのだ。こんなバカなことが許されるのか。勤労統計調査

●内需拡大のために吐き出すべき!
08年9月のリーマン・ショック後、日本のGDPは下落の一途。08年10―12月期▲3.9%、09年1―3月期▲7.4%、4―6月期▲6.9%だった。当然、企業も打撃を受け、財務省の「法人企業統計」によると、資本金10億円以上の大企業の売り上げは、▲11.6%、▲20.4%、▲17.0%。経常利益にいたっては、▲64.1%、▲69・0%、▲53.0%と半分以下に激減した。

ところが、内部留保だけは、△1.7%、▲0.6%、△1.4%と増加しているのだ。11月30日発表された「2010年 国民春闘白書」(全労連・労働総研)には、巨額の内部留保をため込む大企業がズラリと並んでいる。

しかし、売り上げが伸びず、社員の給与も減らしているのに、内部留保だけ増やしているなんて、どう考えたっておかしい。それでなくても、日本の大企業はこの10年間で内部留保を2倍に増やしている。97年に209兆円だったのが、10年間で219兆円も増やし、現在428兆円にまで膨れ上がっている。国家予算の約5年分だ。さらに積み増そうなんて、なにを考えているのか。労働総研研究員の木地孝之氏(経済統計)が言う。

「企業が内部留保をためることは、悪いことではありません。しかし、98年度以降の伸びは度を越しています。売上高に対する内部留保の水準は、高度成長の頃は5%前後、バブル景気の頃は13.1%、バブル後の“失われた10年”(91〜01年度)でも16.1%だったのに、いざなみ景気(02〜07年)の時期に23.7%に急上昇している。これほどためる必要があるのか。もっと、従業員や社会に還元すべきです。日本経済の弱点は、内需が弱いことにある。内需を強めるためにも、ため込んだ内部留保を吐き出すべきでしょう」

労働総研の試算によると、この10年間にため込んだ219兆円をサラリーマンと社会に還元すれば、国内需要が263兆円拡大し、それによって国内生産は435兆円も誘発され、税収も42兆円増えるという。

そもそも、サラリーマンの給与は、この10年間で1人当たり月3万5151円も減らされている。カネがないなら仕方がないが、たんまりため込んでいる大企業は、即刻、従業員に還元すべきだ。
【内部留保の多い企業】
◇トヨタ/13兆4026億円◆NTT/9兆5925億円◆三菱UFJ/7兆6733億円◆ホンダ/7兆387億円◆パナソニック/4兆2152億円◆東京電力/4兆1535億円◆ドコモ/4兆943億円
◆キヤノン/3兆9436億円◆日産自動車/3兆6917億円◆ソニー/3兆5479億円◆三菱商事/◆関西電力/2兆6294億円◆日立製作所/2兆4768億円◆三井住友/2兆4278億円◆JT/2兆3051億円◆りそな/2兆2542億円◆JR東日本/2兆1708億円◆富士フイルム/2兆1671億円◆武田薬品/2兆899億円◆デンソー/2兆752億円◆三井物産/2兆729億円◆みずほ/2兆301億円◆JFE/1兆9261億円◆セブン&アイ/1兆8628億円◆中部電力/1兆8494億円◆KDDI/1兆8206億円◆新日鉄/1兆7618億円◆三菱電機/1兆6479億円◆JR東海/1兆6375億円
これぞ世に言う「聞いてあきれるカッパのへ」である。


私が勃起薬研究所の所長です
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